家紋の歴史




家紋の歴史は日本の歴史に影響を与え、また家紋も日本の歴史とともに発展・進化してきました。
家紋は日本の歴史の至る所に見つけることができます。貴族の装飾品、武士の旗、黄門様の印籠などなど…
しかし、現在では冠婚葬祭やお墓参りの時に見かけるぐらいかもしれません。自分の家紋を知らない人も多くおられると思います。
こちらでは、日本独自の文化である家紋の起源から現在までの変遷を日本史とともに紹介しています。
これを読んで、家紋と日本史がより一層面白く感じていただけたらと思います。



 
平安時代

 家紋の起源
その起源は平安時代。
公家の牛車(ぎっしゃ)が往来する京の都大路にて、参内する牛車には誰が乗っているのかすぐ分かるように、牛車に文様を付けたのが始まりと言われています。 「私の方が偉いんだから道を譲りなさい」という発想だったんでしょうか。
そしてその文様は家具や装飾品などにも付けられていきます。
ちなみに天皇家の「十六菊」や「五七の桐」は、鎌倉時代前期に天皇家専用に定まったと言われています。
 
江戸時代
 平民の時代
江戸時代に入ると、合戦で自家の存在を示すものから、家の格を表すものとして使われるようになります。これは江戸時代に入り、合戦がほとんどなくなった為です。武士は正装である裃(かみしも)に家紋を入れることによって、町や城内で会った際に言葉を交わさなくても相手との上下関係が分かるようになりました。
そして、それらは幕府により厳格に管理され、家紋を変更することは難しくなりました。
また、江戸時代には家紋は下級武士や農工商のいわゆる平民と呼ばれる層にまで広がりました。特に商人は店の入り口や暖簾、蔵や所有する帆船の帆等、様々な装飾品や道具、家具などに家紋を描きました。さらに羽織などの礼服に家紋を入れる習慣が出来上がり、普及に拍車をかけました。

縄文時代
 
弥生時代
紀元前四世紀
稲作が日本に伝わる
239
卑弥呼が魏に使いを送る
四世紀
大和朝廷の全国統一
古墳時代
538
仏教伝来
593
聖徳太子が摂政となる
645
大化の改新
奈良時代
710
平城京遷都
752
東大寺建立
平安時代
794
平安京遷都
935
平将門の乱
1000頃
源氏物語・枕草子などの平安文化
1016
藤原道長が摂政となる
1053
平等院鳳凰堂
1167
平清盛の執政
1185
平氏滅亡
鎌倉時代
1192
鎌倉幕府成立
1221
承久の乱
1232
御成敗式目
1274
元寇
室町・
戦国時代
1338
室町幕府成立
1397
足利義満、金閣建立
1467
応仁の乱
1549
キリスト教伝来
1573
室町幕府倒幕
安土・
桃山時代
1582
本能寺の変
1590
豊臣秀吉の全国統一
1592
1597
朝鮮出兵
1600
関ケ原の戦い
江戸時代
1603
江戸幕府成立
1635
参勤交代制度
中期
京都・大坂・江戸にて
町人文化が栄える
1853
ペリー来航
1867
大政奉還
明治・
大正時代
1868
明治維新
大日本帝国憲法発布
1871
廃藩置県
1894
日清戦争
1904
日露戦争
1914
第一次世界大戦
1923
関東大震災
1925
普通選挙法の公布
昭和・
平成時代
1929
世界恐慌
1931
満州事変
1937
日中戦争
1941
太平洋戦争
1945
原爆投下・ポツダム宣言受諾
1951
サンフランシスコ講和条約
1956
国際連合加盟
1964
東京オリンピック
1970
大阪万国博覧会
1995
阪神淡路大震災
1998
長野冬季オリンピック

 
鎌倉時代

 武士の時代
平安時代後期や鎌倉時代に武士が台頭してくると、武士の間でも家紋が使われるようになってきます。
武士が家紋を使用しだしたのは、戦場で敵味方の識別のためで、旗・幕・盾・武具に家紋を使われました。家紋は戦場における混乱を避け、また自分の成功を際立たせました。
室町時代に入ると軍旗、鎧直垂、兜、狩衣などに家紋が定着し、このころから広く普及されたとも言われています。武勇に輝く有名な紋は、羨望の眼差しでみられたのでしょう。
また、同時期にはそれまで一族で同じ家紋を使っていたものが、違う家紋を使用するようになり始めました。これは、この頃から同族争いなどの争いが増えてきた為で、いざ戦になったときに敵味方の判別が出来なくなるのを防ぐ為でした。これにより家紋の種類は爆発的に増えました。
 
現代

 現代の家紋
明治時代以降になると家紋はさらに一般大衆に受け入れられるようになりました。
しかし、生活の西洋化が進むにつれ、衣服も西洋化し家紋の入った和装をする機会は減っていった為、家紋と接する機会は少なくなっていきました。
太平洋戦争中など、軍国主義や国粋主義の
また戦後になると核家族化が進み、家紋の伝承が行われない場合も出てきています。逆に今までの家紋とは違った全く新しい家紋を作り、新たに家の家紋にする人も増えてきています。
弊社では、代々伝えられてきている家紋を次世代に伝えるお手伝いとともに、新しい家紋を生み出すお手伝いをさせて頂いております。



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