日本の伝統美と現代の感性が息づく、吉祥文様「亀甲に下り藤」の作品です。
長寿吉祥の象徴とされる亀甲と、子孫繁栄の願いが込められた下り藤。これらの伝統的な文様を、京都の誇る伝統工芸、西陣織の深みある紫を背景に丁寧に配しました。西陣織ならではの繊細な織りの表現は、光の当たり方によって表情を変え、見る人に奥深い美しさをもたらします。
額には、木目の美しいナチュラルな色合いが、作品全体の持つ格調高さは保ちつつも、空間に柔らかな温かみを添え、和室はもちろん、モダンなインテリアにも自然と調和します。
一つ一つ手作業で丁寧に制作されたこの作品は、古くから受け継がれる日本の美意識と、永続的な繁栄や安寧への祈りが込められています。